商品詳細
カスタマーレビュー
- 完璧ではないが、充分な内容
- ニッキー・シックスの自伝「THE DIRT」に沿って作られた歌詞、音楽…というやり方はSixx:A.M.に通じる手法だ。実際、制作陣にもジェイムズ・マイケル、DJ・アシュバといったSixx:A.M.のメンバーが参加している。
音の方は紛うことなき、モトリー・サウンドである。ヘヴィで頽廃的、でもどこかキャッチ―なムードは"Dr.Feelgood"の延長線上にあると言っていいだろう。バラードの類も収録されていない。随所に自分たちのオマージュ的なフレーズも散りばめられており、集大成のようにも感じる。バンドの自伝に応じて作られた作品なので、それも当然なんだけど。歌詞も過激だ。
気になったのはドラムで、演奏にムラがあるような気がするんだよなぁ…トミー・リーも色々あって練習不足か?ドタバタしているように聴こえるんだけど。反対にベースとギターは以前より安定感を増しているので、以前の彼らとは逆のバランスとも言えるかもしれない。ヴィンスのヴォーカルだけは昔と変わらない…同世代のヴォーカリストが、スタジオでも落ち着いてしまう人も多い中、このテンションを未だに維持できるのは凄いと思う。
'80年代のような、音からファッションまで、時代をリードするような域にまでは達しているとは思わないが、旧来のファンなら、充分満足出来る内容には仕上がっている。 - モトリーらしさを残しながらも、現代風にまた一皮むけたアルバム
- 1曲目・L・A・M・F ドクターフィールグッドを思わせる不気味なインストとヴィンスの語り。
2曲目・フェンス・ダウン・インザ・ダート 珍しくベースから入る、コード展開がニルヴァーナっぽい、これまた今までのモトリーにないアップテンポナンバー。
3曲目・ホワッツ・イット・ゴナ・テイク ヒップホップっぽいリズムなのにミックのギターが絡むとちゃんとハードロックナンバーになっている、ユニークな曲。
4曲目・ダウン・アットザ・ウィスキー このアルバムでは一番キャッチーかつ少し泣きの入ったミドルテンポナンバー。個人的に好きな曲。
5曲目・セインツ・オブ・ロスアンジェルス これも珍しくベースから入る。曲調はダークながらも、サビが皆で歌える、いかにもモトリーらしいドラムとギターのパンチが効いた曲
6曲目・マザーファッカー・オブ・ジ・イヤー ミドルテンポのヘビーナンバー 溜めのドラムが気持ち良いナンバー。
7曲目・ザ・アニマル・イン・ミー 絶妙な細かいバスドラの入れ具合がたまらん、ダーク&ヘビースローナンバー。
8曲目・ウェルカム・トゥ・ザ・マシン いかにもスタンダードなアップテンポナンバー。
9曲目・ジャスト・アナザー・サイコー ヴィンスのボーカルにコーラスとミックのギターが絶妙に絡み合う、ややアップテンポナンバー。珍しくニッキーも結構弾いてる。
10曲目・チックス=トラブル いかにもモトリーらしい、リズムがたまらんアップテンポナンバー。
11曲目・ディス・エイント・ア・ラブ・ソング プライマルスクリームを現代風にアレンジした感じな曲。
12曲目・ホワイト・トラッシュ・サーカス 殆どマリリンマンソン。これまた今までのモトリーではありえない曲。
13曲目・ゴーイン・アウト・スウィンギン 久々にトミーのツーバスが効いたアップテンポナンバー。トミーのドラムが炸裂。久々やっぱトミーの2バスはいいなぁとしみじみ思う。
14・キックスター〜15・セインツ・オブ〜はインタビュー時に行われたミニライブの模様です。
特典映像はセインツ・オブ〜のPV、アルバム発表時のインタビュー(キックスタート〜のミニライブ映像、インタビュー、セインツ・オブ〜のミニライブ映像の順です)
また約10年ぶりとなったこのオリジナルアルバムにはバラードが入っていません。それはこのアルバムがレコード会社の思惑に縛られなかった故と、バラードはSIXX・AMでやるからあえてモトリーでやる必要は無いという事なのでしょう。そういう意味ではモトリーとしては初めて、誰からも縛りを受けず、流行に左右されず作製されたアルバムではないでしょうか。
またこのアルバムでは今までのモトリーには無い曲調の曲が多くなっています。それはミックも曲を書いてはいるものの、大半をSIXX・AMのトリオが書いてるという点が大きいと思われます。それ故、ベテランバンドがマンネリで苦しんでる中、方法の良し悪しは別にして、モトリーは見事脱皮できたといえるでしょう。
また、このアルバムで個人的に一番聴き所だと思うのはトミーのバスドラだと思います。今回はもうタップダンスかと思うくらい細かく刻んできます。ハードロックから離れて活躍してるのが面白いリズムを生み出しているのでは・・と思わされました。
しかも今回はトミーは裁判絡みで全く作曲(ヴィンスはいつもながら)していません。それどころか、メンバー全員が顔を会わせることなく、全員自宅のスタジオで録音してできたってんだから、そうとは思えないこの仕上がりに、熟練バンドの力量及び現代技術って凄いなとも思わされました。
なほこのアルバムはSHM−CDで、今まででかい音で聴くと耳についたシンバル、ハイハット、バスドラ、ギターの高音などが実にきれいに聴こえる仕上がりになっています。しかし重低音(特にベース)好きにはあまり期待に添えたものではありません。 - S☆O☆L☆A
- まず最初にこのアルバムを聴いた印象=「結構HEAVYだなぁ…」
DR.FEELGOODとくらべるとキャッチーさは弱いかもしれないが、そのかわり音は分厚い。全体的にハードなアレンジ。自身のオーディオコンポでイコライザーをかけて聴くとVINCEの声が埋もれてしまう(泣)このアルバムはノーイコライザーで聴くのが気持ちいい。フラットの状態で十分に満足できる音だ。
何回か繰り返し聴いているとポップな曲も存在している事に気付いた。同時に過去ネタのフレーズも幾つか聴き取れた。その辺は6AMのメンバーによって曲のほとんどが作られている事に関係していると思うが、それでもニッキーが認めたブレインだから仕方ない。なにしろ曲の出来が良いのだ!!
これで不満タラタラなら何を聴いても満足できないだろう。これだけのキャリアを持つオヤジ達がレイドバックした音には見向きもせず、常に前を見てROCKし続けているのだから感動にすら値する。
やっぱりMOTLEY CRUEはサイコーだぁ!!! - 健在!!!!!!!!!!!!!!!!
- タイトル曲のインパクトで他が霞みがちですが、よく聞き込めば近年の作品ではクオリティの高い方。Vince Neilが作曲に関与しないで外部ライターも使っているため、余計な贅肉がない印象。コラビ時代も『ジェネレーション・スワイン』も『ニュー・タトゥー』も傑作だとは思っているけど、今回はタイミングや周辺状況を含めた勢いが揃っていて、それが作品にも出ていると思う。こういう創作意欲がある限りモトリーはやっぱ現役だわ。
- ブームへの追い風
- アメリカではつい数年前まで最もダサい音楽の1つとされていたHR/HMが、今何故かブームらしい。(まぁ何故かって言うのはオジー・オズボーンのリアルTVショーからなんだけど)
しかし過去のHR/HMのバンドの多くは完全に消えてしまうか、インディー又は日本のみでの活動orプロデュース業にならざるを得ない。
モトリーもディケイド〜以降の作品を聴いた時は完全に終わったなと思った。
まぁ、辛うじてトミーのソロが90年代以降のシーンに乗れていた程度だ。
グリーンデイを大御所と言ってしまうようなキッズから見たら「みっともない」くらいだったハズだ。
だから正直何の期待もしてなかった。
たまたまCD屋に行った時にお目当てのCDが延期になってたので買っただけだったのだが…
こりゃ、凄い!!
HR/HMファンじゃない自分が聴いても鳥肌が立つ!!
正直に言えば特別新しいサウンドではないし、どの曲も過去の曲のどれかっぽい気がしないでもない。
でも「開き直って」と言って良いのかは分からないけど、Dr.Feelgoodの延長線のサウンドをそのまま再現している。
しかしながらモトリーの凄いところは、ほとんどパワーダウンはしていない事!!
個人的に好きなのははtr.4(Same Ol'とGirls×3を足した感じ)、テンションの高いtr.8と13、Smoke in〜等、モトリーの得意とするブルージーなtr.12、そして誰もが認めるSOLA!!
(個人的にはSOLAはSkidsのYouth Gone WildとDr.Feelgoodを足した感じに思います…)
最近HR/HMに限らずオッサン達の再結成ニューアルバムって多いけど、どれも全盛期の雰囲気だけは残してても、聴いた限りではほとんどが駄作だった。(エイジアが辛うじて合格点かな…)
それだけにこの復活は本当に「偉業」です。
オジーから始まり、System Of A Downが今日のKIDSを取り込み、道を切り開いたこのHR/HMブーム。 このアルバムが追い風になると確信してます!!

