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地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す

価格:¥ 2,100(税込)

地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す

翻訳:山形 浩生

ソフトバンククリエイティブ
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カスタマーレビュー

なにもしなくて良いということではなく
遅ればせながら。
呆然とするほどバランスの良い主張だと思います。

環境問題をめぐる議論は、その議論に参加する者もギャラリーも含めて、「環境を保護派 vs 懐疑派」
という構図で言及されることが多いかな、と。個別の立論を実際に確認してみると、必ずしもそうした構
図にはなっていなかったりもしますが。
私自身も、日々マスコミの姦しさに辟易して、いつしか「ほんとに環境は悪化してんのかよ」側に重心が
かかりがちで、反省中。
『環境危機をあおってはいけない −地球環境のホントの実態−』以来、「懐疑派」の筆頭とされること
の多い筆者ですが、実際には当初から、実にバランスの取れた穏健な主張をしていることに、改めて感
心します。

なにもしなくて良い、と言っているのではもちろんなく、冷静に問題を判断して、有効な手段を採用しまし
ょう、というタダそれだけ。実にまっとうです。

願わくは、筆者のスタンスが一般化されて、そのスタンスに立脚した上で、「何が有効な手段なのか」
をめぐる議論こそ、盛んになって欲しい。筆者のスタンスは圧倒的に支持しつつ、筆者の提案こそ最も
有効なものであるかどうか、それは非専門家たる読者には、なかなか判断し難いのだからこそ。
「環境を保護派 vs 懐疑派」という議論ではなく。

蛇足ながら。
この種の推論は、ついていくだけでやっとながらも、なにかしら快感があります。
人文系に足を突っ込んだことがあると、どうしても「近代性」に懐疑的になる身体ができてしまっているも
のですが、しかし、筆者の主張を見れば見るほど、「近代」は実にあなどれず、人文系の「近代性」批
判が、実は底の浅いものでしかなかったのではないかと思えてなりませぬ。
危機のコストパフォーマンスを知れ。
 何事においても、全体でなくその一部を取り上げて、それがさも全体であるかのように議論展開する人がいる。   第2次大戦での加害責任に関し、その 手はよく使われるが、温暖化においてもそれは大掛かりに使われ、しかもそれは無検証のまま“事実”に祭り上げられている。
 
 ホッキョクグマ・ペンギン・氷河・海面上昇・ハリケーン・南極大陸の温暖化・・・我々の身の回りでも暖冬や小雪、真夏日、ゲリラ豪雨など不安をあおる出来事は多く、それが「温暖化」を原因として起こっているのではないかとのパニック様の感情論から、事実検証が満足に行われずに一つの方向に向けて走り出しているのではないか?

 本書は、引用データも巻末に記されており、良心的な議論のタタキとして利用可能で、長期的視野でコストと救える人数とを再度検証しなおし、優先順位を付け直すために、読まれるべき本である。   しかし、温暖化対策についての斬り方と、優先させるべきと著者のいう対策の斬り方が、ナタとメスぐらい違い、優先策は何でも良い的に扱われているのが不満で、☆1ケ減点。
 

 「温暖化」の根拠が薄まっても、個人個人が炭素排出をし続ける生活を控えるべきだし、炭素税をかけたり、HIV・貧困・飢餓・水・衛生対策をとることと併用して行われることが必要なのは言うまでもない。
よく冷やされました
現在の主流:CO2が地球を温暖化させている。⇒ 温暖化は地球(というか人間の生活)に破壊的な影響をもたらす。⇒ CO2排出をやめなければならない。

この本:CO2は地球を温暖化させている。⇒ 事実その通りであるが、温暖化が人間生活にもたらす影響は限定的である。⇒ CO2排出にかけている(かけようとしている)コストを別のことに使った方がぜんぜんよい。

ち京都議定書と同等のCO2削減の枠組みを2100年まで続けると、毎年1,800億ドルの費用がかかる。これでも2095年に到達するレベルの温暖化を2100年にわずか5年後ろ倒しに出来るだけである。

この費用はもちろん、別のことにかけることもできるし、実際にできることはたくさんある。実は、この約1/3程度の費用で温暖化危険論者が問題とする悪影響(シロクマ絶滅、熱波、洪水(海岸線後退を含む)、マラリア、貧困、飢餓など)に対処することができるし、はるかに高い効果をあげることができる。

ツバルが沈むのを助けるためには、CO2削減じゃなくて、ツバルに護岸対策などをした方がいい。それは単なる対症療法かもしれないし、地球の気温がコントロールできた方がぼくらはハッピーなんだろうけど、実際には、残念ながらそのコントロールは(できるとしても)とーてーも高くつく。

でも、人間には何でもできるわけじゃないんだからできることの中で順位付け最も効果の高いことをやるべきである。こういう話って、必ずバイアスがかかって伝えられるから、こういうまともなことに気づかせてくれる一冊は貴重。いろいろアジっている古館さんみたいな人にも一回読んで欲しい。
広く手に取っていただきたい本です。
温暖化をめぐる議論の中で、あまり巷では言われない立場を「シンプルに、かつ分かりやすく」語ってくれる本です。
 この問題を考えてみるのに「テレビで言っていること」が大変一方的であることを教えてくれます。そしてまたそれは「反論の余地のない真実」なんかではないのです。
 出来るだけたくさんの人たちに手にとってみていただきたいと思います。幸い「訳」もこなれていて一般の方々たちにも読みやすいものになっていますし、専門知識を要求するところもほとんどありません。

本書をきっかけに、日本でももっと冷静な議論が広がればいのにな、と。
科学的に正しいことが何かがわかる
宗教論争のようになりつつある温暖化問題に関して、冷静な議論をしている良書です。日本の一部の論拠の乏しい温暖化懐疑論とは異なり、人為的な温暖化は認めた上で、その不確実性の大きさを述べています。そして、人類が有するリソースが有限である中で、どのように対策をとるべきかを論じています。温暖化対策が不要と主張しているわけではありません。
アル・ゴアはもちろんのこと、スターン報告についても真っ当な批判をしています。私たちは、アル・ゴアやスターンのような科学の顔をした政治的な意図や単なる個人的な感情論を読み取って、しっかりした科学を理解し正しい判断をしなければならないでしょう。本書はその助けにきっとなります。福田首相はじめ多くの政治家にも是非読んでもらいたいものです。
ただ、著者は温暖化の専門家とまでは言えないためでしょうが、具体的な温暖化対策の提案は弱い感は否めない点は少し残念です。

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