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真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝

価格:¥ 1,995(税込)

講談社
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カスタマーレビュー

軍人として、のみではなく淵田さん個人の意見が読める
前線で戦った上級指揮官の手記は初めて読んだ。最前線で戦う"兵士"としての視点のみではなく、大本営の戦略策定に携わる立場にあった"指揮官"としての視点からの各記述には、これまでの戦記とは一線を画すものがある。戦記ものを多く読んできた方にも、新たな視点からの興味を呼び起こさせながら読めると思います。
太平洋戦争を肌で感じることができる一冊
 読み終えてまず感じるのは、戦争の臨場感をとても鮮明に感じ取ることができたということ。臨場感といっても、派手な戦い振りのことではなくて、当事者だからこそ誇張なしでどのように対峙してきたかがよくわかった。この手の題名の本は苦手だという人にも是非読んでほしいと思う。そして後半は、キリスト教信者としての活動が書かれているのだが、前半の対比という意味においても、際立って浮かび上がってくるものがある。
 単なる戦記ものとの先入観を持たれた方は、期待を裏切られる一冊であり、読み終えた私はあと何度かは読み返してみたいと思っている。
かなり良い出来です
 昔、テレビで取り上げられて、息子が自叙伝の草稿を持っていた物を今回、出版したものです。内容は幼少の頃の夢から真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦等と綴られています。後半はキリスト教の伝道者として、自分が牛小屋の近くで生まれたのとキリストが馬小屋で生まれたことをダブらせるあたりはキリスト教信者としては当然でしょうが、感心させられます。戦争では自分がミッドウェーでは虫垂炎に罹り、戦死しなくて済んだ話。山本五十六を凡将扱いするなど面白いです。数奇な運命を辿った、旧海軍軍人そしてキリスト教伝道者。人間、淵田の姿が鮮やかに浮かび上がります。
読んでよかった
 この回想録は2部に分かれる。軍人としての淵田と、キリスト教伝道者としての淵田である。この回想録の前半がキリスト教伝道者に引っ張られて、反省・反省のいわば自虐的なものだと面白くないと思って読んだがさにあらず、バッチリと軍人・淵田が息づいていた。語られていることは、すでに知っていることも多いが、ミッドウェーの海戦がその前のドゥーリトルによる東京爆撃に矜持を傷つけられた山本五十六の云わば復讐で、戦略的な合理性を欠いていた、といった指摘は戦争の人間臭さを感じさせて面白い。この回想は事実があってから随分と時間が経ってから書かれている。結果が分かってから書かれているのだから、多少とも我田引水的な点があるのでは?と思うがよくわからない。その点は、中田整一氏の親切な解説で補われている。後半の伝道者としての回想は信仰の問題だから、色々の読み方があるだろう。

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